「企業参謀」の時代からの大前氏ファンだが、複数のアタッカーズ(ビジネススクール)の講師陣が名を連ね、執筆している。ビジネススクールでの利用を目的に企画されたかもしれない。大前氏ファン、アタッカーズOBにとっては買い!氏の著書を読んだことが無い方は、過去の代表作を読んでからのほうが、よりよい理解ができるかなと思う。
************************************** レビューは【メリット】・【デメリット】・【引用】で構成されています。 引用数に基づき評価を与えています。 ************************************** 【メリット】:起業に限らず活用できる思考方法を学べる 【デメリット】:学術的な論文と体験からの実話を切り分けて考える必要性 一気に230ギガから1テラぐらいのホームサーバへとシフトしてくような気がする。要するに一家に1台、230ギガぐらいのHDDを一つ置いて、そこに全部入れておこうという方向にいくのではないか。(P29) 新しい事業を起こそうと考えるならば、70%程度の確信がもてた時点で行動に移す覚悟、不確かな部分は行動しながら確かめるくらいの気構えが必要なのだ。(P39) 「アントレプレナーというのは、見えないものが見えてしまう人種なのだ。」(P90) 何について知りたいときでも、3人、3方向から情報を得たら、立体感がわいてくるものなのだ。(P192) ベンチャーにとっての採用とは、「選別」ではなく、いかに自分たちの企業を売り込むかという「マーケティング」なのである。(P245) 変化のスピードが速く、ニーズが多様化している現在では、将来の末木は不透明であり、そのぶんだけ資産が損失となるリスクが高まっている。このような環境では、資産を持たない経営のほうが、損失を招くリスクは小さい。(P295)
前半は、事業計画書や会社戦略について書かれており、他の戦略系の本とあまり変わりがないといった印象でした。 (大前先生が原点なのかもしれないが・・・。) しかし、後半では、持ち株やストックオプションについて書かれており、この章を読むだけでも、 元を取れたといっても過言ではありません。株の譲渡などによる比率の変更は、一度行われると、 2度と元には戻せないので、よほど慎重にやらなければならないと強く感じました。 また、上場前の株価も一度上げると2度と下げることはできないので、こちらも慎重に計画性を持って 行わなければならないと痛感しました。 自分としては、上場すると株主からのプレッシャーなどで自由がなくなるので、M&Aの方が向いていると思いました。 次回は、M&Aに関して、特に記述して頂きたいと思います。
名だたる講師陣が名を連ねる。アカデミズムに興味のある方はお得な一冊でオススメです。ただ、やや現場感からかけ離れている点と、応用的な内容なので基本をある程度マスターされている方向けだと思います。
スモールビジネスを立ち上げ四苦八苦する中で、ヒントを得るべく本書を手に取った。素晴らしいの一言。単なる評論ではなく、実践していく上で真に役立つ原則が様々な角度から解説されている。